胃腸の不調にはどんなタイプがあるのか、症状は何が原因で起こるのか。よくあるケースについて症状と原因を解説します。いち早く適切な対処をするために、ぜひお読みください。
日本人は欧米人にくらべ、胃腸の病気がきわめて多い人種。日本特有の食生活や生活習慣・環境が関係しているようです。胃腸の3大疾患といえば胃炎、潰瘍、胃がん。しかし胃には、病名のつかない症状が多いのも特徴です。たとえば胃痛・腹痛、胃もたれ、胸やけ、下痢、便秘など。病院に行っても、最後まで病名のつかないまま治療を受けることも多いようです。
胃の症状が出る原因としては、暴飲暴食のほか、ストレスなど精神的なものも増えてきています。
胃痛・腹痛、胃もたれ、胸やけ
はきけ、悪酔・二日酔い
食欲不振・下痢・便秘
胃腸の病気の原因は、大きく分けて4つあります。胃の粘膜や胃壁が異常を起こす「胃炎」、胃のはたらきが過剰になって起こる「胃酸過多」、胃の位置が正常でなくなるために起こる「胃下垂」、神経が原因で胃に異常をきたす「神経性胃炎」です。症状は似ていても、原因はさまざま。原因に合わせた適切な処置が必要です。
胃の病気は、食欲に影響するだけでなく、栄養を吸収できないことで体全体の健康を侵していくもの。早めの対処を心がけたいものです。
胃炎
胃酸過多
胃アトニー
神経性胃炎
消化器は、消化管から胃腸につながる管。食べ物を体内に入れ、栄養にするため消化していく機能を持ちます。体の外に通じる管ですから、口から細菌が入ることも考えられます。
胃液はpH1の強酸性で、侵入した細菌のほとんどは死滅してしまうとされてきました。しかし1983年、ピロリ菌という細菌が生きた人間の胃の粘膜から発見され、この常識が変わってきました。日本人の場合、40歳以上の人の70〜80%にピロリ菌がいるとされ、胃腸の症状の原因になることもあると言われています。
ピロリ菌とは